経営陣の評価とベンチマーク

Success in the C-Suite （経営陣の成功）を予測する

経営陣の選任に失敗するとその代償は高くつきます。経営陣が適性に欠けていては、会社は競争することも、イノベーションを起こすことも、市場で突然混乱や変化が起こった際に対応することもできません。そこでラッセル・レイノルズ・アソシエイツでは、32,000人にのぼるエグゼクティブの業績データとアセスメントによる評価データを組み合わせたデータセットに基づき、新しいエグゼクティブの選任の成功率を高めるとともに次のリーダーの育成を加速するための評価を行なう当社独自の手法Leadership Span™を開発しました。このLeadership Span™を使った評価におけるスコアと、経営陣の有効性に関する独立した、客観的で偏りのない評価指標を組み合わせることにより、優れたリーダーを差別化する要因を理解し、経営陣の成功を予測するための支援を提供します。

将来に備える

リーダーシップの移行や交代が行われる期間は経営陣の力が試されるときです。会社がどのような課題に直面していたとしても、経営陣を評価し、比較調査を行ない、リーダーを育成するためのしっかりとした方法が確立していれば、リスクを最小限に抑え、最も望ましい形で重要局面を乗り越えていくことができます。また、後継者計画（サクセッションプラン）を準備しておくことにより、経営陣が重要な役割を果たすうえで生じる混乱を最小限に抑えることができます。経営陣の交代が行われた企業のうち、後継者計画を準備していた結果、経営幹部が3年間以上経営メンバーとして残り、満足のいくレベルの業績を残した、とする企業は64%にのぼることが分かっています。ラッセル・レイノルズ・アソシエイツでは、業界、役割、パーソナリティおよび業績に関するデータを組み合わせて評価を行ない、その結果をもとに、現在の事業環境はもとより、将来見込まれる事業環境においても、経営幹部およびその後継者候補が成功を収める能力を持っているかどうかを評価するための支援をお客様に提供します。

Executives in a Digital World （デジタルの世界で求められるトップエグゼクティブ）の差別化

デジタルの世界では、デジタルを最重視するリーダーが必要です。世界トップクラスのデジタル担当のトップエグゼクティブを対象に当社が行った行動心理テストおよびアセスメントインタビューでは、こうしたトップエグゼクティブには、変化を起こす能力と意欲、抽象的で革新的な思考、先手を打って物事の限界を試す性向という共通の特徴があることが明らかになりました。ラッセル・レイノルズ・アソシエイツでは、テクノロジーが最も重要な要素となるこの領域で競争力を発揮できるリーダー、例えば見過ごされがちな機動力（アジリティ）や協働する力（コラボレーション）などの「よりソフトな」スキルを持ったリーダーを見つけ出すための支援をお客様に提供します。

その企業ならではのリーダーシップの姿をつくりだす

経営陣の評価はもはや、人物を撮影した静止画の写真ではなく、絶えず変化し、進化するリーダー像を捉える動画です。ラッセル・レイノルズ・アソシエイツが提供するLeadership Span™モデルは、変化し続ける環境と流動的な事業条件に対応するなかで生じる相矛盾する要素の間の様々な緊張について、互いに差し引きして平均化してしまうのではなく、そのうち重要なものを選び出して強調することにより、経営幹部が長期にわたって成功を収められるよう支援します。データに基づく当社のエグゼクティブ評価は、将来経営幹部となる候補者についての理解を深め、情報に基づいた意思決定を行ない、先行きが不透明な世の中にあって将来への備えを進めるための助けとなります。